脳内会議①
~登場人物~
社長 私
専務 私の中の、真面目&冷静
常務 私の中の、母性愛と父性愛
社長室長 私の中の、心配性
バイトリーダー 私の中の、タノシムガカリ
社長「予算案を立てる会議をします」
社長「まず、4月の収入と支出です」
専務「社長…今、この時期に4月とは…
もう、4月に入っているのですよ?」
社長「だから、4月25日のお給料から支出されるのを計画立てるのだよ」
専務「なんとも、まぁ、呑気な…
で、計画を立てて、足りなかったら、どう致しますか?
4月のお給料というのは、
3月の労働ですよ?
もう、どうにもならないというか、
終わったことなんですよ?」
社長「あ…」
常務「まぁ、良いではないですか、専務。
4月の支出内訳を考えるのも、
今の社長には必要なことですから」
専務「まぁ…練習という意味では、
よいかと思います。
3月25日~4月24日までの分も、
全く、的外れというか…
結局、食費の穴埋めが必要でしたからね。
社長には、【自分の人生株式会社】という、我が社の運営を、
立て直して頂くという責務というか、
目標がおありですから。」
常務「まずは、明らかに支出されるものを、
とにかく書いていきましょうか。
間違いながら、しくじりながら、少しずつやっていけば良いのです」
社長「ふむ…書いているのだよ。
先月だって、書いているのだよ。
なのに、なぜか、足りなくなる。
予想が、なかなか立てられないのだ。
なんせ、今まで、
その月暮らしだったからな。
先のことなんて、考えられなかったからな」
常務「社長。もちろん、大切なのは、
【イマココ】です。
5年後、10年後のことを、
考えてくださいという話ではありませんし、
言ってしまえば、
いくら計画を立てても、
その通りにいく方が、稀です」
社長「そうだよなぁ。
どうも、このくらいの支出。というのが、
予想出来ないのだよ。
今まで、こんなことやったことないから、
脳ミソが慣れていないのだ…」
専務「社長。あなたは、なんのために、
アプリ家計簿を付けてきたのですか!!
ただ、ただ、淡々と支出を入力して、
【見える化】してきましたね?
もちろん、そこには、
精神的な面を、持ち上げるために、
【払えている私】を、
自身にインストールするためでもあります。
でも、ただ、ただ、つけてきたからこそ、
これが、予算の原案になるのですよ!!
まずは、今まで、つけてきた、
家計簿アプリから、
支出を拾っていくのです」
社長「なるほど!!あの家計簿アプリ、
なんの役に立つのかな?と
疑問だったのだが、
そういう使い方があったのか!!」
続く